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仕事が減った70代の私が出会った20代のラッパー。リリックを書き、防音室で熱唱。ラップを通した50歳差の異文化交流はつづく

2022-03-25 スポーツウェア・アクセサリー 22176 ℃ 0

仕事が減った70代の私が出会った20代のラッパー。リリックを書き、防音室で熱唱。ラップを通した50歳差の異文化交流はつづく

    仕事が減った70代の私が出会った20代のラッパー。リリックを書き、防音室で熱唱。ラップを通した50歳差の異文化交流はつづく少子超高齢化社会の日本では高齢者のひとり暮らしが年々増えています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、65歳以上の高齢者の単独世帯は、2040年には全高齢者全高齢者世帯の4割を占めるそうです。18年のデー

仕事が減った70代の私が出会った20代のラッパー。リリックを書き、防音室で熱唱。ラップを通した50歳差の異文化交流はつづく

    

(イラスト:小川かなこ)

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少子超高齢化社会の日本では高齢者のひとり暮らしが年々増えています。

    国立社会保障・人口問題研究所の推計では、65歳以上の高齢者の単独世帯は、2040年には全高齢者全高齢者世帯の4割を占めるそうです。

    18年のデータでは、単身高齢者の男女比は男性35%、女性65%と、圧倒的に女性が多くなっています。

    実際にひとり老後を送る女性たちはどんな日々を過ごしているのでしょうか。

    楠木みのりさん(74歳)は孤独と引き換えに新たな趣味と出会ったそうで――

* * * * * * *

焦燥感に駆られ青春18きっぷを購入

28歳で博多から上京後間もなく結婚し、2人の子を出産したが、8年目に離婚。

    それからは校正の仕事で生活費、教育費を稼ぐことに追われる日々だった。

    昭和の終わりも、平成の世になったことも、ベルリンの壁の崩壊すら無関心。

    トシちゃんもマッチもキョンキョンも知らず生きてきたのだ。

    

やがて子どもたちは成長し、3年前には長男、長女ともに結婚して家を出た。

    彼らが中学生の時に入居した3LDKの団地で、ようやく待望のひとり暮らし。

    

賑やかな声も物音もしなくなった部屋で、寂しくないといえばウソになるが、真夜中に目覚め、眠れぬままに翌朝のためのスープをつくったり、ヘッドホンで音楽を聴いたりの気ままな日常。

    しかし、「うるさい!」と怒鳴る人がいないということは、笑い合う相手がいないということでもあった。

    

仕事に出かければ人と会話もするが、2021年の春に、コロナ禍と年齢のせいで仕事が激減。

    自宅にこもる日々で、「世間から断絶している」「社会から孤立している」という孤独感を嫌というほど味わった。

    

仕事人間だった私は、暇になったことに耐えられず、旅に出た。

    旅を楽しむというより、何かをしなければという焦燥感。

    JR全線の普通列車が5日間乗り放題の「青春18きっぷ」を買った有効期限は10日後。

    「10日間のうちに5回分の切符を使い切ろう」。

    

まず、山梨県と長野県を走る小海(こうみ)線が頭に浮かんだ。

    以前、子どもたちと訪れた時は小淵沢から清里までしか乗車しなかったので、「終点の小諸まで行きたい」と、長い間思い続けていたのだ。

    

初日、小淵沢駅で駅弁「元気甲斐」を買って乗り込む。

    窓外の芽吹き始めたカラマツ林に大満足。

    終点の小諸で小諸城址の桜を楽しんだ。

    小海線を全線制覇して、日帰りで東京に戻り、翌日と翌々日は仕事へ。

    

4日目、以前から気になっていた新潟県十日町市の火焔型土器を見に行った。

    これも長い間、心に描いていた夢だった。

    途中、上越線の水上駅や塩沢駅に下車して、まだ残っていた雪に驚き、土地の人たちと触れ合う。

    

塩沢つむぎ記念館では美しい織物の展示を鑑賞し、絹糸での手織りも体験。

    老境にさしかかり仕事が減って、「絶望の旅」をしていた私の心は、固まっていた根雪が溶け出すように和らいでいった。

    長岡で1泊して帰宅。

    

6日目、7日目は仕事へ行き、8日目、9日目で残り2回分の切符を使うべく伊豆半島一周を試みる。

    海を眺めていると「よく頑張ったね」という声が聞こえるような気がした。

    

お葬式でラップを捧げます!

旅から戻ると何か始めたいという思いに駆られた。

    そして夏のある日、友人に誘われて行ったイベントで、とある20代のラッパーさんと知り合う。

    若い頃から短歌には親しんでいたが、ラップに関しては「韻を踏む」「即興で歌い合う」ことぐらいしか知識がない。

    するとそのラッパーさんは、「教えます」と言って、翌月からレッスンを始めてくれた。

    

ラップでは、歌詞のことをリリックという。

    韻を踏むリリックを書きたいというのが私のささやかな願いだった。

    しかし、短歌はするするつくれても、リリックを書くことには手こずった。

    ようやく書き上げると、「えー、これって昭和歌謡じゃないすか! いい味です」。

    そうすか……ほめられた。

    

「でもリリック書くだけじゃダメなんで。

    歌わなきゃラッパーと言えません」と言われ、歌ってみたが、リズムを取るのが難しい。

    曲に乗って歌っているつもりでも、「棒読みじゃん!」とダメ出しされる。

    

「身体を揺らして、リズム取って!」と、自分には不可能なことばかり。

    なにしろ、机に張りついて40年近くの校正屋なのだ。

    校正する時にリズムなんて取ったことはないのだから。

    

先生に「MC名をつけて」と言われたので、自分が「高齢」ということと、もうじき「凍る霊」になることを掛けた「コールレイ」というMC名にした。

    先生はその名を気に入ってくれ、「コールレイには、ラッパーとして見込みあり」と太鼓判を押してくれた。

    

また、「コールレイのお葬式でラップを捧げます!」と、私のお葬式をひどく楽しみにしてくれる。

    まことに残念ながら、肝心の私はそのラップを聴くことはできないのだが。

    

先生と私はまったく違う「世界、文化、ファッション、言葉」を持っているが、ラップを通じてそれに触れ合えることが新鮮で面白い。

    これはひとり暮らしだからできること。

    家族って保守的だから……。

    

ちなみに、わが家には防音室があり、そこでラップを熱唱するので、近所に迷惑はかけていない。

    この防音室は長男がギター、長女がピアノやフルートを始めた時に、リビングに設えたもの。

    いまだにピアノ、バイオリン、チェロ、エレキギターがある。

    

ラップの次は、この楽器の山に挑戦していけば、「独居の愉しみ」は、エンドレスで飽きることない。

    しかも私のお葬式では、素敵なラッパーが、素敵な韻を踏んでラップを披露してくれるのだ。

    

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