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家族愛や喪失&再生描く「妻、小学生になる。」が視聴者に刺さった訳

2022-03-25 介護用衣料 87872 ℃ 0

家族愛や喪失&再生描く「妻、小学生になる。」が視聴者に刺さった訳

    家族愛や喪失&再生描く「妻、小学生になる。」が視聴者に刺さった訳1月期ドラマで最も反響の大きかった作品はTBS「妻、小学生になる。」(金曜午後10時)ではないか。その最終話が25日放送される。どうして観る側の胸に刺さったのか(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。【写

家族愛や喪失&再生描く「妻、小学生になる。」が視聴者に刺さった訳

    

堤真一

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 1月期ドラマで最も反響の大きかった作品はTBS「妻、小学生になる。

    」(金曜午後10時)ではないか。

    その最終話が25日放送される。

    どうして観る側の胸に刺さったのか(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

    

石田ゆり子、吉田羊ら 作品を支えたキャスト陣

 10年前に交通事故死した新島貴恵(石田ゆり子)の魂が、10歳の小学4年生・白石万理華(毎田暖乃)に憑依したところから、物語は始まった。

    その後の貴恵は夫の圭介(堤真一)と娘の麻衣(蒔田彩珠)を叱咤激励し続けた。

    

 貴恵は死んだ時点で成仏できず、魂がこの世に残り、万理華に憑依する前から家族の幸せをずっと願っていた。

    生前の貴恵はしっかり者だったが、死んだ後も気丈だった。

    

堤真一

 けれど第9話の終盤で脆さを見せる。

    自分が消えることが家族や周囲にとって一番良いと考え、成仏しようとしたが、逝けない。

    

 体を借りていた万理華に「いいの? 本当にサヨナラして」と問われると、泣き崩れてしまう。

    

「もう1度だけでいいから会いたいよ。

    家族に会いたい…」(貴恵)

 貴恵の心の奥底が、幼い万理華の無垢な問い掛けにより、さらけ出された。

    成仏できなかったのは圭介と麻衣が心配でたまらなかったためだが、それ以上に貴恵自身が家族から離れたくなかったのだ。

    

 涙が止まらない貴恵の頬を万理華が両手でやさしく包み込んだ。

    すると貴恵の魂が万理華に入った。

    2度目の憑依だった。

    けれど今回の憑依は前回とは根底から異なった。

    

 前回の憑依は泣きじゃくる万理華を貴恵が慰めた瞬間に起きた。

    万理華が泣いていたのは母・千嘉(吉田羊)から虐げられ、「あんたのせいで、あたしの人生メチャクチャだよ」と突き放されたせいだ。

    

 前回は「家に帰りたくてたまらなかった貴恵の魂」が、「家に帰りたくない万理華の体」に入った。

    プラスとマイナスの願いが重なり合い、思いがけず憑依が起きた。

    

 今回は偶発的なものではない。

    万理華が貴恵に向かって「会いたいって気持ちはわがままじゃないよ」と説いた直後に起きた。

    万理華は貴恵に体を貸したのだ。

    

 第一、万理華はもう家に帰りたくないとは思っていない。

    貴恵が万理華に憑依したことにより、千嘉は目が覚めた。

    万理華がかけがいのない存在だと分かり、良い母親になろうとしている。

    

 一方、万理華も貴恵の家族に会いたい気持ちは分かる。

    いくら冷たくされていた千嘉であろうが、自分もその元に帰りたかった。

    万理華は自分にやさしくしてくれた貴恵に対し、やさしさを返そうと考え、体を貸したのだ。

    

作品のテーマ

 このドラマの底流にある最大のテーマが「家族愛」なのは観ている誰もが知る通り。

    身近な題材だからこそ多く人の胸を突いた。

    ほかのテーマも大半の人に関わるものばかり。

    

 最終回では、再び万理華に憑依した貴恵と圭介、麻衣が対面する。

    3人とも大喜びするに違いない。

    けれど貴恵は今度こそ成仏する。

    

 今回の憑依は万理華の善意で実現したものである上、そもそも分別ある貴恵は万理華の体に入り込んでしまうのが罪であることを知っている。

    

「私は本当の万理華ちゃんの人生を奪っているのよ」(貴恵、第8話)

 圭介も第9話で貴恵を送る心の準備が出来た。

    悲しみを乗り越える決意をした。

    貴恵が小学生になってまで帰ってきた理由が分かったからだ。

    

 その理由とは、生気を失った圭介を奮い立たせようとしたためだが、同じく脱け殻のようになってしまった麻衣のサポートを圭介に託したかったからでもある。

    それに気づいた圭介は麻衣に懺悔した。

    

「この10年間、僕は本当に最低の父親だった。

    麻衣を励ますより、自分が悲しみに浸ることを優先させた」(圭介、第9話)

 貴恵が逝った時、麻衣はまだ10歳。

    それなのに失意の圭介は麻衣に目を向けられず、子育てを放棄してしまった。

    

 圭介が無気力になったのは自分のせいだが、麻衣のケースは圭介にも責任がある。

    圭介は万理華を10年虐げてきた千嘉を責められないのだ。

    

 千嘉と圭介の「子育て問題」もこの作品の大きなテーマ。

    やはり身近でズシリと重い。

    

 圭介のほうの子育て問題は原作にない。

    原作の麻衣は29歳であり、貴恵が事故死した時には既に親の手を離れつつあった。

    圭介の子育て問題を加えたことにより、ドラマ版は厚みを増した。

    

 麻衣は10歳から、万理華は10歳まで、それぞれ不完全な日々を送った。

    けれど、きっと取り戻せる。

    圭介と千嘉によって。

    そうしなくてはならないことを貴恵が教えてくれた。

    

 誰にも関わる永遠のテーマ「喪失と再生」もしっかりと描かれている。

    圭介は10年間にわたってゾンビのようだったが、これを笑い飛ばせる人はいるだろうか。

    

 肉親や配偶者との死別の辛さは大半の人が知っている。

    半年から1年、悲しみを引きずる人は珍しくないし、圭介と麻衣のように長期間にわたって陰鬱な日々を送る人もいる。

    一生立ち直れない人すらいる。

    

 けれど圭介と麻衣は再び歩き出し始めた。

    麻衣は圭介の懺悔を受け入れた。

    圭介は父娘2人であらためて家族をつくり上げようとしている。

    すべては貴恵が憑依した万理華のおかげである。

    

視聴率も好調

 このドラマは小学4年生を登場させたことにより、「家族愛」「子育て問題」「喪失と再生」というテーマを鮮やかに描くことに成功した。

    当初は「なぜ死んだ妻が小学生に?」とクビを捻る向きもあったが、絶妙の設定だった。

    

 主要キャストの堤、石田、蒔田、吉田は演技力に定評のある人ばかり。

    今回も実力を見せつけた。

    貴恵の弟で売れない漫画家・友利役の神木隆之介(28)、圭介を好きになる同僚の守屋好美役の森田望智(25)ら助演陣も好演した。

    

 魂や憑依など現実にはあり得ない話を物語化する場合、うまい人たちがやらないとリアリティーが出ない。

    芝居巧者がそろったから、この作品は成立した。

    

 万里華役の毎田暖乃(10)は小さな体で作品をリードした。

    見事だったのは貴恵が憑依した万里華とそうでない子供の万里華の演じ分け。

    

 毎田は2役を演じたことになる。

    2役は大人でも難しいとされるが、毎田ははっきりと役を区別させることに成功した上、どちらの演技も観る側を引き付けた。

    

 印象的だったのは第9話の登校シーン。

    万里華は千嘉に見送られ、寝ぼけまなこで自宅を後にした。

    直後、散歩中の犬を見つけた途端、「あっ、バル! おはよう」と声を弾ませた。

    愛くるしい10歳児そのものだった。

    万里華に憑依した貴恵が圭介を叱る姿から一変した。

    

 この作品は反響が大きかっただけでなく、視聴率も決して悪くなかった。

    目に触れやすい世帯視聴率は3月11日放送の第8話までで全話平均値が7.1%(個人同4.2%)だが、録画でのタイムシフト視聴分も合わせた総合世帯視聴率の平均値は第7話までで14.3%に達している。

    

 最新データである第7話のタイムシフト世帯視聴率は8.4%。

    全番組中で週間4位に位置する。

    非公開のコア視聴率も上々だ。

    

 最終回では麻衣と交際相手の愛川蓮司(杉野遥亮)との恋に決着が見られるはず。

    1度は圭介に振られた守屋さんの再アタックもありそう。

    

 第8話で貴恵が憑依した万理華は、振られたことを打ち明けた守屋に対し、「それでいいの?」と問い掛けた。

    まるで守屋の背中を押すような口ぶりだった。

    

 貴恵は守屋なら圭介を託してもいいと考えているように映る。

    それが2人のためになると考えているのではないか。

    

 貴恵は最後の最後まで圭介と麻衣の幸せを願い続けるのだろう。

    

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。

    大学時代は放送局の学生AD。

    1990年のスポーツニッポン新聞社入社後は放送記者クラブに所属し、文化社会部記者と同専門委員として放送界のニュース全般やドラマレビュー、各局関係者や出演者のインタビューを書く。

    2010年の退社後は毎日新聞出版社「サンデー毎日」の編集次長などを務め、2019年に独立。

    

デイリー新潮編集部

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